こんにちは。管理栄養士のtanukiです。
ホッと一息、コーヒーブレイクって健康にいいのかしら?
コーヒーを飲みすぎるとあんまりよくないって聞いたことがあるけどどうなんだろう?
そう思っているあなたに朗報です!
実は最近の研究で、毎日のコーヒー習慣が、糖尿病発症率の低下に役立つことが明らかになってきました。
なんと、これは革命です。
これまでの研究では、コーヒーを飲んだ後の食事では、血糖値が上がりやすいといわれてきたのです。
実は筆者、糖尿病家計ながら甘党なので、血糖値が気になっており、それでも、ゆったりした午後のひとときや、仕事をがんばるぞー!と気合を入れるとき、コーヒーの香りとほろ苦さを求めてしまうのです。
そんな悩みを抱えていたのは私だけではないはず。
今回は、コーヒー習慣と健康への影響についてご紹介し、美味しいコーヒー選びのポイントをお話します。
お気に入りの一杯で、コーヒーライフを楽しみましょう!
毎日のコーヒー習慣で糖尿病発症率が低下⁈
コーヒーの効能といえばまず、眠気冷ましやストレス緩和などが挙げられるでしょう。
しかし、それだけではなく、糖尿病の予防に役立つとの研究結果が話題になっているのです。
コーヒーに含まれる有名な成分といえば、カフェインとポリフェノールがあります。
カフェインは、摂取後約1~3時間後に食後血糖上昇を助長するとされてきました。
ですが、最近の研究では、習慣的な摂取ではむしろ糖代謝の改善につながる可能性が考えられているのです。
さらに、コーヒーに含まれるポリフェノールの効能にも注目されており、2型糖尿病のリスクを低下させる働きが明らかになってきています。
研究結果によると、コーヒーを1日3~4杯飲んだ人では、男性で17%、女性でなんと38%も糖尿病発症率が低下することがわかりました。
紅茶やウーロン茶を習慣的に飲んでいる人では糖尿病発症率の低下は見られず、効果のある成分の解明には至っていません。
しかし、コーヒーを習慣的に飲むことで糖尿病の予防につながるということは、ほぼまちがいないであろうと考えられているのです。
しかし、砂糖入りコーヒーでは逆効果!
砂糖の摂取は血糖値を上昇させるので、飲むならブラックか少量の牛乳入りをおすすめします。
また、カフェインの過剰摂取によって、不眠や吐き気などの症状がでることも。
特に妊娠中や授乳中は、カフェインの摂りすぎには注意が必要です。
ではここからは、楽しいコーヒーライフを実現すべく、コーヒー豆に着目して、美味しいコーヒーの選び方についてみていきましょう!
味の決め手はコーヒー豆!
コーヒー豆には多くの種類があり、産地や挽き方などによって様々な香りや味を楽しむことができます。
さっそく、主なコーヒー豆の違いをみていきましょう。
モカは、イエメンとエチオピアで生産され、フルーツのような軽やかな酸味とコクが特徴的です。
ブルーマウンテンは、ジャマイカの特定のエリアで栽培されており、とにかく香り高いのが魅力。酸味と甘み、コクのバランスが抜群に良く、贅沢な味わいを楽しめます。コーヒーの王様と呼ばれることも。
キリマンジャロは、タンザニアで生産されるコーヒー豆。強い酸味とコクが特徴で、野性味があふれる味ともいわれます。
ブラジルは、世界一のコーヒー生産量を誇り、酸味と苦みがほどよく、飲みやすいのが特徴。
コナは、ハワイ島にあるコナ地区で生産。爽やかな酸味と甘みを持ち合わせており、程よいコクを楽しめます。
コロンビアは、くどくない甘みと強いコクを持つことから、バランスのよいコーヒーといえます。フルーティーな風味も魅力。
ストレートとブレンド
コーヒー豆の味わい方には大きく分けて、ストレートとブレンドの2種類があります。
ストレートは、1種類のコーヒー豆を使用し、豆本来の味を楽しめます。
挽き方や焙煎時間の工夫で、違った味を体験することも。
一方、異なる種類の豆を組み合わせる方法をブレンドといい、新しい味わいを創造することができます。
それぞれの豆の個性をどう生かすか、作り手による味わいの変化を楽しめるのが大きな魅力。
お店ごとに、新しい味わいと出会うことができるでしょう。
ぜひ、お気に入りのマイブレンドを見つけたいものですね。
焙煎時間に注目
豆の焙煎度合いによって、酸味とコクのバランスが変化します。
焙煎時間が短い浅煎りのコーヒーは、酸味が強く苦みが弱くなります。コクの持続時間が短いことも挙げられます。
一方、焙煎時間の長い深煎りコーヒーは、酸味が弱く、苦みやコクが強く感じられるようになります。
各コーヒーショップでは、豆の個性を生かせるよう焙煎度合いを調整。
お店でお気に入りの味に出会えた際には、銘柄に加えて焙煎度合いを聞いてみると、今後のコーヒー選びに役立つかもしれませんね。
挽き方に注目
ここまで、コーヒー豆の種類と焙煎度合いについて話してきましたが、お気に入りの一杯を探すうえで、外せないもうひとつの要素が「豆の挽き方」。
挽き方によって豆の表面積が変化し、最適な抽出方法が異なります。
挽き方と抽出方法が合っていないと、美味しいコーヒーは淹れられないのです。
コーヒーミルを使って、自宅でコーヒーを淹れたいと考えている方にとっては、とても重要になります。
粗挽きでは、表面積が小さくなるので、あっさりとした軽めの味わいになるのが特徴。
一方で細挽きは、表面積が大きくなるため、水出しなど長時間かけてじっくり抽出する方法に適しています。
濃い目の味わいと強い苦みを楽しめるでしょう。
素敵なコーヒーライフを♩
習慣的なコーヒーの摂取は、眠気冷ましやストレス緩和だけでなく、糖尿病の発症予防にもつながることがわかってきています。
朝食時や、仕事の合間など、日々の生活にコーヒーを取り入れられるといいですね。
コーヒー豆にはいろいろな種類があり、人によって、気分によって、お気に入りはさまざまでしょう。
最近では、インスタントコーヒーでもお店さながらの美味しさを楽しめる商品がでていたり、お手入れが簡単なうえにお店の味を楽しめるコーヒーマシーンなど、自分に合ったコーヒーライフを楽しみましょう!
ちなみに、現在の筆者は、コスパを求めてインスタントですが、コーヒーマシーンにあこがれています…
まとめ
これまでの研究では、コーヒーを飲んだ後の食事で血糖値の上昇を助長するといわれてきました。
そんな中、革命的な研究結果が発表されました!
なんと、毎日のコーヒー摂取習慣が、糖尿病発症予防に有効である可能性が明らかに。
研究結果によると、コーヒーを1日3~4杯飲んだ人では、男性で17%、女性でなんと38%も糖尿病発症率が低下することがわかりました。
しかし、糖入りコーヒーは血糖値を急上昇させるため逆効果。
ブラックか微量の牛乳入りをおすすめします。
ただ、この結果に対してコーヒーの成分としては特定できておらず、まだまだ研究課程であるといえるため、今後もアンテナを張っていたいものです。
さて、こうして革命児となったコーヒーですが、習慣的に飲むのであればなおさら、お気に入りのコーヒーをみつけて楽しみたいものですよね。
お気に入りを見つけるために、まず知っておくべきはコーヒー豆の種類です。
苦みやコク、香りなど、豆によっていろいろな特徴を楽しむことができます。
さらに、単一のコーヒー豆を使用する方法をストレート、異なる豆を組み合わせる方法をブレンドといい、楽しみ方は無限大です。
また、豆の挽き方や焙煎時時間によっても味わいに違いが。
お店でお気に入りの一杯に出会ったときは、豆の種類だけでなく、挽き方や焙煎時間を尋ねてみると、次のコーヒー選びに役立ちそうです。
インスタントから本格ミルまで、コーヒーの楽しみ方はさまざま。
最近では、インスタントコーヒーでもお店さながらの美味しさを楽しめる商品がでていたり、お手入れが簡単なうえに本格的な味わいのコーヒーメーカーも魅力的です。
お気に入りのコーヒーを見つけて、自分に合ったコーヒーライフを楽しみましょう!
参考
糖尿病ネットワーク 「コーヒーは糖尿病に良い」は本当か 何杯までなら飲んで良いのか?
糖尿病ネットワーク コーヒーを飲む習慣があると空腹時血糖値が低下 コーヒーは糖尿病リスクを下げる? 日本人1万人を調査
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